2018年5月
5月11日 クロ 3匹 キビレ 1匹 仕掛けの長さ 風の無い予報。 日の出が4時48分という事で5時10分に船を出した。 早朝の誰もいない釣り場で、のんびりと船を進める。 船左手にエレキが有る為沖側を攻める時は西に向かう事になる。 竿の長さ分だけ杭から離れて、微速で進む。 2〜3日前の雨で濁りもまあまあ。 少し寒いが船もコントロールで来ていて楽しめる早朝の釣りだ。 餌は蟹で底まで着く深さである。底少し手前で竿に違和感を感じるような当り方が出る。掛ると杭から離して障害物のない水面へ出し鯛の引きと取り込みまでの緊張感を味わう。 ほぼ同じような感じで6時までに4匹が釣れた。 今日は、9時まで風が無い予報なのでフジツボの餌で止まりのアタリを楽しもうと東深場へ行く。しかしそこからはまったくのアタリ無し。 途中で出会った釣り仲間も同様との事。 以後9時過ぎまでアタリ無しが続きあきらめの終了となった。 最近は延べ竿を使っている。1本は宮城さんが作った竿だ。 穂先から鈎まで3.5mと教えてもらっていた。 少し時間が出来て下の写真のような仕掛け作りの長さ決めアイテムを作った。 2cm角の60cmの角材に25cmピッチで3本の釘を立てたものである。 1周させると1mとなる。これできっちりと3.5mの仕掛けを作る。 今回気付いたのだが、自分の手の長さで作っていた仕掛けの長さはどうやら3.3m以下だったようだ。 きっちりと3.5mに仕上げた仕掛けで釣って見ると、振込み、取り込みとも今までに無く使いやすい。 今使っている5.5m〜6m程度の延べ竿ではベストな状態だと思えた。 掛けた後のやり取りにもタメが出るような感じだ。 おそらく長い経験値から出た数値だったのだろう。 意味を持った長さだった事を改めて感じました。 |
5月21日 クロ4匹 キビレ2匹 超硬調チヌ竿の改造延べ竿 前日の風予報では、6時1m 9時1m のめったに無い無風に近い予報だ。 エレキを使って自分の思うポイントに振込みが出来る状況だろう。 最近一つのテーマを持っている。 『増えてしまった猪鼻タイ竿の見直しとチューニング』 そしていくつかの竿の中から今回選んだのはシマノの超硬調の6.3Mのタイ竿を延べ竿にしたものである。 先端は中間でカットしてグラス穂先を繋いで接着してある。 長さは更に長くなって6.5Mくらいある。 硬調竿なのに先端はフニャフニャ感が有る。 3.5mで3号錘をつけた仕掛けを付けると穂先が完全に下を向いている。 今回は竿に合わせて仕掛けを作るのではなく、仕掛けに合わせて竿をチューニングするのである。 穂先5cmカット、竿元を一段畳んだ状態で持ち重り感を調べながら長さを決め、ビニールテープで固定した。 長さは5.9mくらいになった。 そんな竿を持って釣りスタート。 西側の陸地に近い側。蟹が底に着く位の所を、南から北に向かって釣り進んだ。 先端は充分に敏感で手元には蟹を齧る感触まで伝わる。 小さいクロはタモ無しで抜き上げるがしっかりした反発力も有り問題なし。 久々の大き目が来たがしっかり浮かせるだけのパワーは有る。 何度も水面に姿を見せては突っ込みを繰り返した。 姿を見る度に「デカ!」と思いつつ、反発力が強い竿なのでハズレが多い事も頭に有り、タモ入れを急がず最後までテンションをかけた。 釣りは8時までの2時間でリリース分も入れると8匹。早朝の無風の水面をゆっくり歩きながら釣って回ったような感覚で楽しかった。 竿の評価 ・穂先は軟らかめで、喰い込みが良い。 ・魚をコントロールできるパワーが有る。 ・持ち重り感が少なく、長時間使えそう。 ・反発力が強く、掛けた後のハズレが多いと感じた。 もともと狭い杭間の中で2kgのキビレを釣る為に選んだ竿であった。 そして、この竿で目的を達成した。 オリジナルの竿は、1.5kg以上の大物が来るとここまで曲がるかと思うほど、逆U字状態になって耐える。(もちろんリールを付けた状態です。) 竿元を畳んだこの改造竿では仕掛けが切れるだろう。 でなければ竿が折れると思う。 実はこの竿の新品が1本有る。でも使う事は無いような気がする。 なぜならもう2kgのキビレを追わないから・・・。 8時以後はフジツボを取って深場を回るがアタリ一つでした。 猪鼻は全般にアタリが少なく、魚も小さい状況のようです。 |
5月25日 クロ 2匹 キビレ8匹 2本のゲスト竿 2〜3年前に作ったゲスト(お客さん)用の延べ竿がある。 猪鼻で初めて釣りをやる時は、やはり専用の竿が無いと釣り上げるのは難しい。 ダイワの2号5.3メートルの中古の磯竿を釣具店で購入した。 ガイドとリールシートを取り外し、穂先を替え竿の元側を畳める様にした。 (竿に対して仕掛けの長さが短く餌をつける為には竿元を一段畳む必要がある。) 使うチャンスが少なく自分でも使い勝手を把握していない状況だ。 時間も出来たし使ってみるか・・・。 無風絶好の釣り日和。 初めての人が、30cmオーバーの鯛を釣るとしたら浅場で蟹を底まで落とし、魚が蟹を咥えて動きそれを察知して釣り上げる。それが一番可能性が有る釣り方と思う。 横走りの強い引きに翻弄されて、そのまま本人がこの釣りに引き込まれる可能性も十分あるが・・・。 そんな事も考えながら、浅場中心に回る。 釣り方から見てキビレが多くなるだろうと思いながら。 Tモデル 穂先部分がソリッドのグラスで長めに改造して有り、Tモデル(硬調のテトラモデル?)にしては、掛った時に先調子でなく、タメも有るバランスの良い曲がり方をする。ポイントへの振込みも掛けた後の取り込みもいけている。 自分には少し短く感じる5.1mだが、初めての人には扱いやすいのかも。 欠点は少しだけ重いかな。長時間の釣行は疲れるかも・・・。 今日は小型が多いが引き抜きの反発も含めて合格点。 Fモデル 5匹を釣ったところでFモデルに竿を代える。 しばらくあたりが遠のくが今日一番の大きめキビレが来た。 Fモデルにしては硬い感じの竿と思っていた。 予想通り、バンバン弾むような感じで魚の躍動が手元に伝わってくる。 剛の勝負竿?どこかで鈎ハズレしそう・・・。 (・_・; どうにか取り込みまで行った。その後の釣りも似た感じ。 小さいキビレが最初の振り上げで空中に飛んだ。 Y(゜_゜)Y この竿気に入った! 細身で軽いのである。 穂先が長くなれば長さ的にも扱いやすく、曲がりも変化し良い竿になりそうだ。 この竿でも5匹釣り10時半。 5時間の釣行で疲れたがゲスト竿にも結論が出せた満足釣行でした。 |
5月26日 クロ 3匹 キビレ 3匹 胴調子の竿 今日も無風。 早朝からスタート。 竿は宇崎日新の6.3mのチヌ竿。 リールはわかさぎ棚ハンターを改造した40gの軽いリール。 共に10年近く前の物で、使わず仕舞い。 狭い杭間で大物を狙った釣から、なるべく杭から離れ広い水面へ出し、取り込む釣りに変わった。 当然なのかもしれないが、竿に対する考えも変わった。 柔軟に曲がって魚について行く竿が好みになってきた。 掛けた後のハズレが少ないのだ。 掛けた直後、杭に巻かれる可能性は高くなるのだが・・・。 離れ杭でそんな竿に来た44cmのクロ。 良く潜って横にも走る。なかなか浮いてこない。 取り込み時間はいつもの倍くらいは掛っている。 思い込みも有るが外れない安心感は有る。 無事タモ入れまで終了。 この竿、他の竿と何か違うが、多分胴調子の竿ということなのだろう。 魚の大きさを直に手に感じないところもこの竿の特徴だろう。 今、どんな竿が良いのかと聞かれたら、釣具メーカーの最新チヌ竿をお奨めします。深場の底、浅場の前打ち等多彩に対応できます。 素材・設計思想の進歩なども折り込まれていると思います。 古い竿でも、慣れ親しんだものは違いますが・・・。 写真は、ダイワのわかさぎ棚HUNTER (左がオリジナル) 最低限の機能と重量を求めて改造。 ・カウンター部取り外し ・突起部をフライス加工で除去 ・回転時のトルク感を出す為、軟質のスペーサを追加 現在は廃版ではないかと思います。 まだ現役でいけそうです。 ............... エンド |