2008年9月

9月6日

クロ 36cm〜23cm 18匹 
キビレ 28cm 1匹

3つの釣り

9月に入った。一年で一番待っている時期でもある。毎年この時期は、猪鼻キビレと勝負!と思っている。だが、今年は、居るのか居ないのか、見当もついていない。早朝気合を入れて、マリーナへ4時到着。エレキをセットする。風が無い最高のコンディションだ。全ての準備を終えて、明るくなった5時半頃に船を出す。プラザ前へ。北端から陸側ライン。1匹目は30オーバのクロ。次のアタリは中へ持ち込まれた。強引にやらず、少し誘導しながら外へ引き出せた。36cmのクロだった。まだこのサイズが残っているのだ。大きく開いた中央付近で曲がって、側面に沿って東へ。引き込むアタリは餌だけとられた。たぶんクロ。良い感じで攻めていたがプレジャーボートが来た。杭そば間近を走って行く。想定内の事とは言え、『怒鳴りつけたい気持ち』を抑えて、エレキを引き上げる。三中へ。三中も釣船は見当たらない。陸側を南から入って、飛び飛びのアタリ。36cm〜30cmクロ3枚。北側端面で25cmクロ2枚。沖側を回って最後までやったがアタリは無かった。風が微妙に吹きだした。風向きも一定していない。見切りで終了。エレキを取り外し、船を流しながらのんびりと朝飯・・・。自分としては上出来の釣り。
はなぞのさんで、泥ガニを買って来ていた。小ぶりでサイズが揃っている。砂ガニのようにやわらかめである。横長で足が長め、甲羅に触覚のようなものが2本出ていて、愛嬌のある容姿をしている。ここのところ、活発なアタリを見せている小型クロで試してみるつもりでいた。東急浅場へ。KOMAさんと遭遇。すでに二桁釣果との事。相変わらずの腕前だ。KOMAさんの近くは全部釣り上げられてしまったと判断して、少し離れたところでスタート。(笑)。泥ガニ・・・喰い付きが良い。一度喰われたところへ落としても、もう一度来る。しかし掛けるタイミングは難しい。小さめ岩ガニと平行で使ったが、岩ガニは硬いので、引っ張って持っていく分だけアタリは判りやすい。勘のいい人なら泥ガニはお勧めだ。東急では、そこそこ釣れて終了。帰り際にリステルに入る。ここもチンタクラスが出ているようだ。泥ガニの残りをテスト。浅場はどこも同じような感じか。23cm〜28cmサイズだ。(今日は全部でこれだけでした。大漁です。)
実は、青じゃ虫も準備して来ていた。久しく使っていなかったので今の時期、青でどんな風に釣れるのかは見当が付かない。最後に試してみた。底へ着いてからアタリのでる事が多い。小刻みに小さくガッガッガと来る。何か面白い。上がって来たのはこのサイズ。ヘダイが入っていると聞いていたので、見た時に、『これか』と思った。この先、ほとんど釣をやった事がない人との釣行を予定している。ここからスタートかな。楽しんでもらえそうだ。
9月7日

キビレ 31cm クロ 23cm 28cm 

居場所探し

数年前なら、この時期はキビレばかりのアタリだっただろう。思い続けていたことだが、猪鼻は変わった。猪鼻は、キビレしかいない場所、大型キビレの居る場所と思っていたが、もうその感覚は通用しないかも。夜などは抱卵のキビレが上がっている様子だから居るのは確かなのだろうが・・・。大型のクロが居ないとすれば、大きめ蟹に喰いついて来るのは多分大型キビレだろう。それで探すしかない。今日は場所探し。リステル全般、超浅場、尾奈集落前、陸側、旧竹やぶ前、プラザ前、鵺代北、東急南、東急北、津々崎とひたすら落とす。キビレの明確なアタリは2つ。一つはギュンと持って行って、浅い位置からすぐ横走りで釣れた31cmのキビレ。もう一つは深場の底。クロ2匹は昨日釣った場所で、アタリが出無いので小さい餌に代えてみた。やはり釣れた。

ここから先は時間帯も餌も変えないと見当がつかないかも。深場かな・・・そんな気がしている。

9月9日

クロ 40cm 36cm  25cm×3

深場でクロ40cm

もうあとわずか。そんな思いも有って早朝釣り。
先週の居場所探しで見当をつけた辺りへ。居れば底で来ると予想してスタートしたが、浅い位置でのアタリが出た。掛けたが、手の平サイズのクロと思い油断したら、一気に引き込まれた。「あっ」と思ったが竿先が水面までもって行かれてヤラレ。ハリスでのヤラレはよく有るが、2M以上有る仕掛けの上でやられたのは今年初めてだ。気を抜いていたからだが、多分40クラスのクロだと感じた。少し気を入れえて前に進める。やはり浅い位置で掛って36cmのクロ。小さめのカニを選んで釣りをしていたので25cmサイズも来た。隣に移動で大き目が来た。メジャーを当てるとジャスト40.。まだこのサイズが居た事にビックリ。
深場での棚釣りで久しぶりの40が出て、気を良くしたがキビレのアタリは出なかった。前回の底でのアタリはクロだったのかな?と思いながら別の場所へ。浅場へ。ここのところ小型が沢山掛る場所で、小型を避けて大きめ蟹で落としてみる。西から入り東へ抜ける。アタリ無し。3列目くらいの出口手前の2本目でギュンと来た。一瞬のされた状態で耐えたが、仕掛けとハリスを結んだサルカンの結び目から3号ハリスが切れた。今年初めて感じた大型キビレのアタリだ。引き込み方が全然違う。次を期待したがその後は音沙汰無しだった。
9月11日

クロ 45cm 28cm×2 24cm

キビレのアタリ?

無風、早朝の釣り。竿は今年拵えた3号磯竿の改造延竿で、道糸6号PEにハリスが4号。掛ったら切れるもんか・・・。の仕掛けである。根掛りしたらどうしよう・・・。その時に考えよう。前回ギュンと来た辺りを探る。陸側出口をエレキで横流し。蟹を突く様なアタリは有るが、大きめのアタリは出なかった。場所移動。今年の春先に見て回った時に、最終はこの辺りかなと思っていた場所だ。エレキで遠くからの落としこみ。バラ杭で途中から引き込むアタリを掛けた。思ったより引き込みが強い。真正面に立てた竿の左右を行ったり来たりして大きいクロが浮いてきた。思わず「エッ」の予想外サイズの45cm。その後4号ハリスで3つのヤラレ。杭に巻かれた奴は止む得ないが、外に出して力勝負で切られた奴が居た。鈎のすぐ上で切れていた。擦り傷は無い。歯にでも当たったのか・・・。信じられないが切られた(笑)。猪鼻の魚はこうでなくちゃ。
9月13日



痛恨のアタリ

先日の場所へ。気合の早朝勝負。エレキで陸側から攻める。すぐにアタリが一つ。掛らず。大きめのアタリだ。ちょっと進めて、遠目の杭に投げ込むような感じで落とした。蟹はまっすぐには落ちていないはずだ。途中でいきなりギューンと持って行った。竿がギューと曲がっていきのされた状態で外れた。自分が追いかけていた奴だろう。合せを入れる間も無かった。その後アタリなし。竿を代え場所移動で小型クロらしいアタリが何個か出たが釣れず。力量不足の釣り終了だった。

9月14日

クロ 33cm

癒しの1匹

今日も早朝から昨日の続き。無風で絶好の状態だ。丁寧に攻めていくが気配が無い。ピクリともしない。「早朝の静かな猪鼻」・・・などと思う余裕も無い。どこかで来るかも。気を張り詰めてトライ。半分くらい攻めたところでウェークボードの船が・・・。心が折れた。エレキを取り外した。2日続けてのボウズか?目当ての場所も無い。でかい蟹で居場所探しをする気も無し。竿はいつもの改造竿に取り替えて、帰りながら何箇所か試した。尾奈の南でクロ1匹。どうやらボウズは免れた。(笑)。くたばった蟹を鈎から外そうとしたら、一応、両手両足を伸ばしてファイティングポーズ今の自分と同じ
9月21日

クロ 50cm (2.52kg) 33cm〜23cm 9匹

大型クロとの勝負

台風の影響で猪鼻は濁りが出ていた。早朝エレキで様子を探る。大型はまだ残っているような気がしていた。キビレでなくクロかもしれないとも。早朝一番はウェークボードの船が出てくる前に・・・との思いで、プラザ前からスタート。蟹はいつもより、少しだけ小さ目を選んで使った。北側から陸ラインを南へ。順調に3匹。いつものようにレジャーボートが・・・。波に煽られつつ、所々、東西方向へも入り『ジグザグ』に南端までたどり着いた。徐々にアタリは少なくなったが、いつもよりはアタリが多い。掛るのは小型のクロ。よく引いて楽しめたが、大きめの気配は無かった。三中へ。外ラインですぐにクロ2匹。プラザ前より少し小さい感じだ。風が吹き出した。中断して東急北と浅場へ。アタリなし。今日は曇り空。潮は上げている。中途半端な知識ながら午後に引き始めた頃には、風はいつもより吹かず、状況が変化した中で釣りが出来るのではと思った。中断して休憩を取る事にした。小型クロは8匹。コンスタントに釣れた感じだった。

天然温泉のお風呂に入りに行く。のんびり湯に浸かった後、帰りにフランセへ。(笑)今日もおいしい食事を作ってもらいまた釣り談義。

夕方のスタートは3時半少し前だった。太仕掛けで、蟹は大きめ。プラザ前の朝のスタート地点へ。風は思ったより吹いている。朝は南へ移動したが、なぜか北へ行きたくなった。自分の勘を信じる事に(笑)。小型クロが1匹釣れた。10匹まで行くかなと思いながら次のブロックへ。アタリなし。もう一つ北へ。5時くらいで終了しようと思っていた。入って、中間少し手前でアタリ。風で判り難かったが、止まって引き込んだ。掛けた。竿を立てると真下へスルスルと引き込んだ。深さが結構有る場所だ。まっすぐ立てた竿を目一杯引っ張りこんでゆっくり移動しようとしている。引く方向の反対へ加減をしながら引っ張る。超硬調竿のテンションを受けているせいか、走り出せないようだ。上がってこないまま比較的狭い範囲を行ったり来たり。ここのところ強引にやりすぎて切られているので、やり取りできる水面の中央へ引き寄せるようにコントロールしながら我慢。やがて回るようにして浮いてきた。上から魚影がわかる位置で、また杭へ寄っていく。中央へ引き戻す。また違う杭へ寄っていく。また引き戻す。巻かれる寸前の状態が見えている。何とか中央で水面に浮いて空気を吸わせた。船に上げると異様な程厚みがあって幅がある。2kgオーバーは確信した。時間は4:38。釣り終了。


マリーナでワイワイ。計量先のはなぞのさんでも、お客さんの目を引いた様だ。なんとなくであるが結構年齢の行ったクロではないかと感じた。写真にも写っている小型クロとはまったく別の生き物のように思えた。

9月末まで、やれるだけやって、『玉砕』覚悟の自分にとっては、思いがけない結果になりました。いつかどこかで・・・の50cm。達成出来ました。
9月28日

ハゼ 30匹

タイ釣り終了

7時過ぎ新所へ出発。最後にキビレと出会う可能性が有るとすれば、新所かも知れないと思っていた。気配を感じたら休暇を取り、2日間の釣りにするつもりだった。浅場バラへ。ほとんど風無しで、オールを使いながら落とし込む。アタリなし。沖側へ向かって一列アタリなし。そのまま一つ先へ。アタリなし。南端の沖側で北から入って南へ落としていくがアタリなし。ピクリともしなかった。猪鼻へ戻る。9月終盤にかけてアタリの有った東急北、プラザ前等も試したが、こちらも眠ったままだ。蟹は最後まで齧られも無かった。かえってスッキリしている。10時前、猪鼻のど真ん中でエンジンを切って風任せでおにぎりを頬張る。曇り空だが景色は鮮明。プラザ、リステル、瀬戸橋、東急、三中等が同じような大きさで見渡せる位置だ。微風のやや涼しい北風が吹いている。自分で言わなくても終了を告げられた感じだ。明日は仕事日和かな?(笑)。10月は、友人達と楽しむ釣りを・・・。

帰り際に、唐揚サイズのハゼを二人分確保して終了。黒ビールで一杯かな・・・。