2009年12月

12月5日

キビレ 42cm

猪鼻で12月にキビレ

先週、久しぶりの猪鼻のタイ釣りで普通にアタリが出て楽しんで来たが、その反面驚きもあった。
そして「12月に入ってもタイが猪鼻に残っているのではないか。」との思いも・・・。

12月にタイを釣り上げたい。少しこだわっている。

天気予報での猪鼻は、5m以上の風で午後は雨。落とし込みはとても無理な状況である。7時〜9時までの釣りを予定していた。1匹だけで良いのである。クロでもキビレでも。それでも厳しいか。

行かなければ始まらない。7時、蟹を分けてもらうつもりでキャラバン隊さんの船の係留場所まで来た。(勝手知ったる蟹置き場から貰って行くのである)車から出ると寸座は陸に向かって結構な風が吹いている。釣りは無理と判断した。蟹を貰って行くまでもないだろう。

一応猪鼻へ向かうことにした。レークサイドウェイの終点に近くなると見え出す猪鼻湖は穏やかな水面だった。釣りが出来そうだ。蟹を貰って来なかった事を少し後悔しながらマリーナへ向かった。

船で釣り支度を始める。カンコに蟹がパラパラと。
バケツに移すと7匹居た。風は間違いなく吹き出すだろう。1時間待って欲しい。1匹釣りたい。

釣りをする場所は、東で2箇所、西で1箇所である。まずは東急北へ。東風だ。風上側から列に入る。1/3くらい進んだところで、ちょっと竿先に重みが乗ってすぐに軽くなった。蟹は元気良く動いているが手に取ってよく見ると、甲羅の角辺りが潰れている。居た。気を張って落としていくが最後までアタリが出ず。

2列飛ばして北側の列へ入る。風上から入り落としていく。気配が無い。風が出だした。半分くらいまで進んだところで突風。竿を真上に立ててやり過ごした。釣り始めて30分が経過した。途中だが見切った。西側のプラザ前に移動することにした。入る場所は決まっている。釣れるとすればキビレだろう。

プラザ前、風に押されるように進めながら落としていくと半分を少し過ぎた辺りで竿先に重みが乗った。中央へ誘導するが重みは乗ったままだ。合わせを入れると、グーッと引き込んだ。左右に突っ込む引きを杭間の中央へ寄せるようにコントロール。浮いてきたのは銀色の大きめの魚体だった。タモに入れようとすると、竿とタモで手が塞がり船はノーコントロール。風に押されて船は移動して行き、ラインを杭にかけそうな状態だ。一旦タモを引き上げて、船首真下に魚が来るように竿でコントロールした。それしか出来ない状況だ。風で船を進ませ、そのまま杭から出て広い水面でタモ入れをした。良く外れなかったものだと思った。

スタートから50分。釣り終了。爽快。

2007年と2008年の11月に新所で、シーズン中のようにキビレが釣れた。今回のように12月の記録を目指して12月にトライしたがさすがに釣れなかった。12月にタイを釣り上げるということはそういう意味でのこだわりである。

今年も新所では11月下旬までキビレが釣れたようだ。しかし猪鼻で釣れるとは・・・。
新聞の見出しのようではあるが、自分としては『猪鼻で12月にキビレ?』なのである。