2013年11月

11月3日

キビレ 1匹 クロ6匹 チンタ25匹

冷凍オキアミでの数釣りとオフ会

…オフ会当日…

昨日オフ会が有った。今年のメンバーはMARUさんのHPに釣果報告を載せているメンバーで主にタイ釣が中心の11名だった。
昨日のオフ会はフランセ。家の離れた自分はマリーナへ1泊での参加となった。

昨日午後に猪鼻着で3時間ほど釣りをしてオフ会参加と予定をしつつも・・・餌はない(^_^;)?
猪鼻湖の一番奥の場所に有るエサ屋さんに寄り「蟹有ります?」「もう使う人がいないので置いてない。」「そうだよね。」・・・そんな十分納得できる会話の後、冷凍オキアミを薦められて、いけるかもと思った。

2時過ぎタイ竿1本と餌だけの軽装備で船を出すと、無風でベタな水面。暑くも無く寒くも無く、人の気配も感じない別天地だった。

タイ竿は、最近名人Mさんに作ってもらった磯改造竿に触発されて、延べ竿に改造した6.3Mの中調子竿だ。リールシートとガイドを外し先端にリリアンを取り付けシンプルな改造を行った。感度が高く、魚が掛り円弧になった時、竿全体にスプリング感が出る。魚の引きを緩衝させる。名竿だと思う。けれど、延べ竿に改造してしまった今、太仕掛けでの大物勝負では折れる予感がする。

最盛期を過ぎて30cm位までのクロダイをターゲットにしている現在の仕掛けは、タイ針4号にハリス1.7号。釣り方は、3B以上の錘で底まで落として少し待ち、アタリが出たら「よっこらしょ」くらいのタイミングで合わせる。(あまり早合わせをしない感じ)

さて話は元に戻り、静かな猪鼻湖。リステル横ポイントで久しぶりにオールを漕ぎながら沖側ラインに落として行く。脈釣りみたいな感じと言うのだろうか、カツンという感触が竿を伝って感じられる。その後カツカツという感じでお終い。餌は無い。蟹と違い「よっこらしょ」は遅すぎるようだ。2度目のカツカツで素早く合わせて掛る。サイズは今年生まれたクロのチンタとそれより一回り大きいチンタ(手の平サイズ)とヘダイ。小さいながらも引きは楽しめる。

尾奈へ移動し南よりのバラ杭へ入る。オールを使って沖側から入り陸地側へ抜ける。陸地側へ抜ける手前で思いもよらぬ強めの引きが出た。上げてみると30cmオーバーのクロ。オキアミではチンタくらいと勝手に思い込んでいたので「えっ、このサイズも来るんだ!!!」とびっくりした。結局10匹ほど釣ってクロと呼べるサイズが3匹。予測に反した好釣果だった。

夕方5時、マリーナへチェックインしてシャワーを浴びベッドでくつろいでいた。明日は早朝から残ったオキアミで釣りをして見ようと考えていた。エレキを使っての外ラインとバラ杭、浅場、いつもの釣りで餌だけが変わる。どんな結果が出るか・・・。


…オフ会へ…

6時過ぎMさんが、MARUさん、そして今回オフ会メンバーとは初対面のOさんIさんを乗せた車で迎えに来てくれた。私はすでに顔見知りである。フランセへ着くとすでにテーブルに料理が準備されていた。シェフのキャラバン隊さんからオフ会の計画を立てていた頃、メールで「シーフードとジビエで楽しんで貰う」との一文が有った。シーフードではドーマン、浜名湖の牡蠣、Mさんが今朝釣ったと言うクロ、北陸産のタルイカ等。ジビエでは、鹿のもも肉、猪の肉等。食材を見ただけでも集めたその苦労が見て取れるし、それを最大限生かした「おもてなし」の料理で有る事も感じられた。

MARUさんの音頭でシャンパンでの乾杯。それぞれが好みで持ち寄った酒を飲みながら、釣りのオフ会らしく道具、釣法、こだわり話に花が咲いた。

年齢層が高いせいも有ってか(笑)落ち着いたオフ会だった。
女性の喧騒も若者の大騒ぎも無い。お酒の楽しみ方を良く知って引き際も心得ている・・・。最高のオフ会でした。


…オフ会翌日…

目が覚めると5時前でまだ暗い。今日は出かけてくるまでの時間が必要無いのでのんびりした気分。明るくなるまで待って6時に外に出ると、マリーナの駐車場は満車状態。皆さん早い!

昨日の残りの冷凍オキアミで今日は釣りをする。昨日MさんOさんにキビレポイントを教えてもらい、蟹も船に繋いである奴を使っていいよとご好意を頂いたが今回はオキアミで行くことにした。

今日も風は無い。エレキを使ってリステル横の沖を流す。
カツンと来てちょっと間をおいてのカツカツで合わせるとうまく掛る。昨日針を少し小さめで掛りのよさそうなものに変えたところ、掛った後のはずれが連発した。逆にタイ針4号が絶対に良い・・・みたいな確信を持って釣るので迷いも無く釣れる。シーバスが入っているようでルアー船が自分の流す辺りへ投げ込んでいる。それを避けて陸側へ回る。
ほぼ無風でエレキの微調整程度で好きな位置(ポジション)へ浮かんでいられるような感覚だ。アタリはちょっと間をおきながら休むことなく出ている。バラ杭に入り、やはり大きさではバラ杭に分がありそうな感じを受ける。尾奈へ移動。

南寄りは良い感じで当たる。チンタにクロが混ざるような連れ状況だ。浅場に入るとアタリなし。どうやらまんべんなく散布という訳でも無さそうだ。プラザ前の陸側に移動する。方向としては南から北へ。ここで竿を磯改造竿へ変更する。ここを終了したらキビレポイントへ行くつもりだった。大物ならこれだろうとの思いもある。

竿が変わって手に伝わってくるアタリがほぼ無い状態になった。底に着いてアタリが出るとわずかだが穂先に重みを感じる。スッと入った瞬間に合わせるがすっぽ抜ける。もうちょっと待って、竿先が曲がる程度まで待つと掛る。この竿では底についてから誘ってやると着いてくる感じも有る。穂先に重みが乗って咥えた?穂先が浮いたようにふと軽くなって離した?ちょっと手前に引きずってまた重みが乗る。また穂先が浮く、また離した?もう1回来い!今度はチョンチョンとフェイントを入れる。竿先が入る。せーので掛ける。掛った!・・・魚には悪いがおもしれ〜。

釣りの醍醐味。チンタと遊ぶ?(^^)


さらに北へ陸側のラインを進めて行くとちょっと重みが乗ってそのまま引き込んでいく。竿の本領発揮か竿が曲がったところで引き込めないようだ。浮かせてクロ?キビレ?取り込んで目測35cm位のキビレだった。やはり喰い方も引き方も違う。

アドバイスのキビレポイントへ移って、このあたりかな?と竿を入れるが確証の無い不確かな釣り。一発大き目が来たがそのまま障害物に掛り魚は外れた様子。仕掛けは手で引っ張り切った。餌のせいか、ポイントを外しているのか、はたまた今日は居ないのかチビのキビレを2匹釣って終了。昨日のアドバイスを生かしきれなくて残念。

数だけはこなしてもう十分という気持ちも有ったが、東急と三中の様子見釣りをする。西側に比較するとアタリ数はぐっと少ない感じだった。十分釣りを堪能して昼少し前の終了。

今日の釣果はチンタの線引きが難しいが、今年生まれのサイズとその一回り大きいサイズをチンタとして、キビレ1匹クロ6匹。大きいサイズのチンタが7匹その他が新子サイズでした。写真撮りは隙間に入る分だけチンタ参加です。総数では35匹位と思います。よくマリーナでもチンタの数釣りを見かけます。今日はオキアミという事で普段は釣れて来ない分が釣れたという事でしょうか。とても面白い釣りでした。

持ち帰りはクロ3匹、チンタの中のヘダイを4匹と大きいチンタを3匹です。
ヘダイはその昔、貸し船店で店主が漁師さんに、どの魚が旨いのかと聞いていたことが有り「2年物のヘダイ」と答えていました。「どんな魚だろうか?」と思っていましたが近年猪鼻湖で新子サイズがマンタイと呼ばれて釣れている事を知りました。
そのうち2年物が猪鼻湖で釣れる日が来るかもしれません。

チンタとヘダイは頭と尻尾を切り落とし腹を出し鱗を取って下処理します。
小さいので苦になりません。酢水で洗って身の両側に包丁で切れ目を入れ、塩コショウして、我が家ではから揚げ粉の代わりにてんぷら粉をまぶしてから揚げにします。食べる時は焼き魚を食べるように骨を外しながら食べます。結構お勧めです。ヘダイとクロの差は極端には有りません。ヘダイのほうが身が軟らかめで少し旨みを感じます。

今回の釣りでは、冷凍のオキアミが使えるということが最大の収穫でした。
状況によりいつでもこのように行くとは思えませんが、カラスや蟹が手に入らない時、入手しやすい餌としては最有力と感じました。

終盤ですが、もう少し行けそうですね。
最後に、オフ会のご参加の方お疲れ様でした!!

11月9日

キビレ 1匹 クロ 2匹 チンタ 7匹

秋・・・終盤

先週に比べるとぐっと冷え込んだ早朝。

先週まではシャツに夏用の釣りベストの軽装だったが、さすがに船の上では寒すぎるだろう。厚手、 撥 水系の上着を着て家を出た。

この時期、新所でキビレが出る頃か・・・と頭の片隅に引っ掛かったままだったが、ガソリン、仕掛け等の準備不足。それに遠いポイント、深めの底、水も意外と澄んでいるのでは・・・。ならば竿はリール付きのあの竿でなければ・・・。

言い訳っぽい事しか浮かんでこないので、要はめんどうと思っただけかも・・・。

1時間掛けて出てきて、船は200mほど動かしてポイント到着?根性なしの釣り開始。アタリは先週に比べると冷えた分だけ減った感じ。

オキアミでの底釣り。沖ラインも陸ラインもちょっと渋い。尾奈では広い杭間を流して側面の釣りでクロ、キビレ。今日の釣りは、猪鼻全体の大きさから見ても西側のごく一部の範囲の釣りでした。アタリ数は先週の1/3位で、釣果も1/3位でした。猪鼻はまだキビレが少し釣れる様な気がします。

10時頃、暑くなって上着を脱ぎましたが時間帯によっては北風も吹き、タイ釣りもいよいよ終盤を感じさせます。秋の終わり、冬突入間近・・・。釣りをやっていると季節の移り変わりを身体で感じますね。

持ち帰りのクロ2匹。刺身には少し小さい・・・。たたき風に小さめに切って、白ねぎ、しょうがを刻んで混ぜ、白ゴマも少し入れました。醤油で食べましたが、こりっとした食感でかなり美味かったです。

11月16日

セイゴ 2匹 子セイゴ多数 クロ2匹 チンタ5匹

弓角&オキアミ


今年最高の冷え込みの後の暖かさの戻りが有ると言う土曜日。
oka君と今年3回目の釣行。

オキアミで何とか釣れているものの釣果は厳しいだろうと予想した。
猪鼻は、ルアー船も多く、タイが駄目ならあまり自信はないがセイゴでも狙うか・・・。

前日、弓角の準備。2年間くらいやっていないはず。錆の浮いたローリングスイベルなどを交換した。

7時半頃に船を出し、西側をいつものように探りながら杭側に落としていく。餌は最近使い出したオキアミ。

アタリがまったく無い。尾奈に入ってもアタリ無し。oka君に齧られたかもしれないアタリが1つのみ。ここで決断。タイ竿を仕舞う。
右側だけに竿を出して、仕掛けや流し方をoka君に教える。リステル前の深場を流すがアタリ無し。一旦竿を上げて瀬戸の赤い橋をくぐりぬけて礫方面に出る。風は無く穏やかな浜名湖。竿は両サイドに出して低速でのんびりと進める。礫を左に見ながら制限ポールへ向かう。oka君も小さなボートから見る奥浜名湖の景色を楽しんでいるようだ。アタリは出ていないが初めて見るもの触れるものにはそれなりの価値が有る・・・。

2番から3番へ相変わらずアタリは出ない。大崎方面へ舵を切ってまっすぐ進むと大崎よりで竿がガクガクと揺れた。oka君が巻き上げると40cmくらいのセイゴが上がってきた。「やったー」と初獲物。

礫まで戻り竿を上げると反対の竿には子セイゴが付いていた。多分気付かず、ずっと付いていたようだ。
猪鼻に入ってまた竿を出し東急方面に向かう。東急よりに近付いて向きを変え北へ進みだすとアタリが出た。子セイゴだがやや大きめ?このサイズが連発しだした。2人なので自分が操船でoka君が巻き上げ。左を上げている間に右がアタリ。右を上げている間に左がアタリ。セイゴも1本混じって気分も乗り乗り状態。往復で2回ほど流して終了。

正午。oka君を降ろして、一人タイ釣りに。引きに入ってまもなく干潮か?ポツリポツリとアタリが出る。東急はだめな様子。プラザ前と尾奈でクロ2匹とチンタを5匹の釣果となった。3時過ぎまでの釣りでもう十分・・・。今日も楽しんだ。

本日持ち帰りクロ2匹は、タタキ風の刺身となりました。
しょうがとゴマと家に有った三つ葉を散らしました。三つ葉はそれなりにという風味ですが、やはり浅葱か貝割れ大根のほうが、相性が良いかも。
今日も・・・最後まで楽しみました。
11月23日

クロ 9匹 キビレ 2匹 (宮城さんと2人の釣果)

未体験ゾーン

土曜日は釣りに出ようと思っていたところ、Mさんに声を掛けて頂き「宜しくお願いします」と即答の釣行となった。

竿1本と手回りの少しの荷物だけの軽装備。最近は防寒もインナーの発達で保温が良いので、服装も雪だるまの様に着なくて済むのでありがたい。

6:30コデマリン出発。早朝はやや風あり。早朝一番のMさんのお奨めポイントは時合いが悪く、見切りをつけて次へ。次のポイントでは、落とすポイントや角度等のアドバイスを貰いながら、なおかつ船の一番良い場所から釣りだけに集中させてもらった。

釣らなければ・・・微妙なプレッシャーも(^_^;

そして言われたとおり、中間で止まりのアタリ!横に動いて合わせを入れるとほぼ真下に引き込んでいく。結構な引きを楽しんで本日の初物ゲット。最近自分が釣っているサイズと比較してとりあえず大きい!
アタリ数はいつもより少ないようだ。Mさんはエレキ操船の片手間に釣っているが、それでも釣る。

活性がよく無いので新所へキビレを狙いに行こうと言う事になった。奥のバラ杭や列の側面を流しながら狙っていく釣りだ。Mさんが掛けてよい引きを繰り返して上がってきたのはキビレではなく40cm近いクロだった。水は結構澄んでいてアタリは一列一発有るか無しか。ここでもクロ1匹を釣らせてもらった。

目新しい障害物の試し釣りなどもしながら猪鼻に入る。

深場に入って竿先近くまで落とし込んで上げようとすると抵抗感があってぐぐっと引き込んだ。竿は本日貸して頂いた軽めの2号の改造磯竿でよく曲がる柔軟な竿だ。一度水面近くまで来てクロだと分かったがまだまだ引き込んで行く。竿が魚に付いて行く感じで安心感のあるやり取りだった。
(今日のハリスは1.7号で、いつものタイ竿だと曲がりきったところで綱引き状態の力勝負にとなり、はらはらしながら最後にプツンと行った気がする。)
無理せずのやり取りで最後にMさんにタモ入れしてもらって45cmクロを上げた。

まさに、Mさんに釣らせてもらった今年最後の大型クロでした。

その後、Mさんが小型を1枚掛けるもののアタリの状況から見て猪鼻も終了との事。

帰りに朝一番のポイントでキビレ2匹を釣り、久しぶりに一回り、2回り大きいタイ釣りを堪能しました。


ポイント、竿、テクニック等自分の未体験ゾーンでした。
Mさんありがとうございました。

そう言えば、MARUさんにタイ釣りと弓角を教えてもらい、キャラバン隊さんにはルアーの手ほどきを受け、今日はMさんか・・・。
そうそう、KOMAさんのカラス貝のレクチャも受けて、石原さんには夜釣りのタイ釣りを教わった。

あまり結果出していないような・・・。

一流の先生に教えを受けている出来の悪い生徒の様かも・・・?
ふと・・・思いましたね。m(_ _)m

持ち帰りの大きいクロですが包丁を入れたところ、えっと思うほど弾力の有る手応えでした。 「これは刺身にするしかない!」 という事で写真のようになりました。
最高の味でした!